Mount & Blade II: Bannerlord 金策 【M&B2】

本記事は、 Mount and Blade 2 : Bannerlord 金策についてです。 ちょくちょく更新していきます。6/9にver.1.5.9までの分にざっくり更新。

 

【注意】この記事はver.1.5.9ぐらいを念頭に述べております。verによっては記事の内容と大きな乖離があり得ますのでご注意ください。あとプレイにおいてはMOD等を使用することもありますし、使用する画像を用意する際にはチートモードを起動していることもありますので画像の細部の項目(例えば部隊人数が多いなど)が不自然に思われることもありうるかと思いますが記事の内容に関係する場合にはその都度言及していくつもりです。

 

目次

 

 

プレイしていく系統


トーナメント

 毎試合自分の勝利にお金を賭けたり、優勝賞品を売却することでそれなりの利益になります。しかしながら最初は主人公のステータスが低く、操作慣れしてないと苦戦しがちです。ただ別に負けても何も失わない上にスキルの経験値が低倍率になるものの入るので戦闘訓練も兼ねて積極的に参加するとよいでしょう。序盤の貧弱主人公で乗り切るコツとして、チーム戦なら味方を囮にする、あえて盾をしまって武器によるガード体制を使う、複数チーム戦では諸侯や強力なユニットの入っているチームを先に脱落させるなどがあります。まぁ設定で自分への被ダメージを小さくしていれば割と何とかなる。

 トーナメント戦で役立つ小技としてはシールドバッシュがあります。盾を構えた状態でEキー(デフォルト設定)を押すとシールドバッシュが繰り出せるのですが、そのままの状態では極小のダメージと連撃につながらないほどの短いスタンしか取れません。しかしながら片手剣スキル25で取得できるperkのbasherを取得するとスタン時間が大幅に増加、タイマンでほぼ最強になれます。注意事項としてはシールドバッシュのリーチはかなり短いので、athleticスキルの低いうちは見かけによらず外してしまいやすいことが挙げられます。

 

傭兵

 どこかの勢力に傭兵として所属する方法です。その勢力の諸侯(誰でもいい)との会話メニューから選択できます。ただし、所属する勢力が他の勢力(国)と戦争していることが条件です。傭兵の間は所属勢力の戦争相手(賊やマイナー勢力を含む)との戦闘行為一般で獲得したinfluenceを換金してもらう形で収入を獲得できます。当然それとは別に戦利品や捕虜の獲得が可能で、それらの売却益、身代金による収入も見込めます。1influence当たりいくらで換金してもらえるかは契約時の金額が目安になりますが、状況の変化次第で額が変動することもありえます。額が高いのは複数国と交戦状態にある国家なので、お金目当てなら帝国系列がおすすめです。

 傭兵時代のオススメは民兵狩り諸侯狩り、(小ネタ的に)攻城戦です。

 民兵狩りは村に対して敵対的な行動をすることで民兵との戦闘を起こし、そこから、名誉、influence、ユニットへの経験値、戦利品を獲得するやり方です。ただ略奪までしてしまうと村人や領主との関係が減少してしまう上、時間がかかる割においしくなく、敵諸侯が防衛に来て危険なので兵糧や兵士供出の強要が個人的な鉄板ですかね。残念ながら兵糧の強要などでも一応敵諸侯は防衛にきて視界無視の千里眼モードで追跡してきます。なので部隊速度は速くしておきましょう。民兵の捕虜はどうせ二束三文ですし逃がして大丈夫です。しばらく逃げると敵諸侯はそのうち追跡を打ち切ります。

 諸侯狩り民兵狩りでユニットをアップグレードし、名誉(Renown)や管理スキルを貯めて部隊人数を大きくした後のステップといえます。その名の通り敵諸侯の部隊を倒してinfluenceや捕虜、戦利品を得てそれを換金します。敵諸侯からは高い身代金を獲得できますが、彼らはなんだかんだすぐ脱走してしまうのでその場で開放して関係値を稼ぐのも有効です。

 傭兵時代の攻城戦は大変リスキーで初心者にはお勧めしませんが、攻城戦や戦争全体の情勢への理解があれば一考の余地がある行動です。場合によっては軽微な損害で60influence(1回の戦闘での獲得上限)を得ることができ大変儲かります。ただデメリットとして領主との関係値は通常通り減少します。

 また、傭兵時代の注意事項としては領地が持てないこと、工房との兼ね合いが難しいことがあります。領地に関しては、傭兵をしている間は領地を配分してもらうことはできませんし、領地を持っている場合には傭兵になれません。工房は、後述するように強力な不労所得を得られる設備ですが、自分と交戦状態にある都市にある場合、これは没収されます。なので戦争に合わせて所属先を変える際には注意が必要になります。(対策例として、ウランジア都市に工房を所有し、ウランジアとはあまり戦争をしない北帝国、南帝国で傭兵をする、というやり方が挙げられます。)

 のちに建国を考えている場合にはこの傭兵時代にもう一つの目的を加えることができます。服属させる諸侯との関係値上げがそれです。例えばいずれ建国してスタルジア貴族を従えたい場合には、スタルジアと戦争している国家に所属してスタルジア貴族を倒し、即開放をすることで関係値を上げることができます。関係値がどこまで重要かは不明ですが高い方がよいとは思います。

交易

 安く買って高く売る、それだけのことがこの世界ではなかなか難しい。この世界では物価が商品1単位刻みで変動してしまう上に各都市の消費能力も大したことなくすぐ値崩れしてしまうので案外儲かりません。値崩れしにくい商品は穀物や魚ですが単価が低く薄利多売の状況となります。商人プレイをするならそういった仕様と格闘するのも一興ですが総じて金策としていまいちな感じですね。ただその中で金策としてもオススメできるのが荷馬交易です。都市によっては荷馬とか(muleラバ)sumpter horse(荷馬))が40デナル程度のところもあれば100デナルを余裕で上回る都市もあるのでそこを交易します。長距離運ぶ必要はなく隣同士の都市でも価格に相当な差がある場合もあります。仮説ですがおそらくこれらのアイテムは行商があまり取り扱わないためにこのような状況になっているのではないかと思いますね。

 

 不労所得系統


隊商

 町の有名商人や職人に話しかけ、15000デナル(護衛の質を上げると22500デナル)と隊長役にコンパニオン1人を割いて自分の隊商を編成できます。できますが、現環境では非推奨です。まず初期投資が高く、コンパニオンを1枠潰されるにもかかわらずそこまで儲からないです。あと挙動はAI隊商のそれなのでよく敵諸侯に狩られて無駄に終わります。

工房(オススメ)

 各都市には3つずつ工房が開かれています。町を探索している際に店員(夜はいない)に話しかけることでその工房を購入できます。購入時やその後に店員に話しかけた際、あるいはクランメニューから生産品の変更が可能です(購入時のみ無料、他は追加で2000デナル)。代金は高くとも15000デナル程度でコンパニオンを割く必要もありません。保有上限はクランtier+1までです。工房の種類にもよりますが安定して儲かる上に初期投資も隊商より低いです。リスクとしては工房のある都市が敵対勢力のものとなると没収される点がありますが、いつの間にか捕まっている隊商よりはましですかね。

 まず条件満たすなら毛織物工房、次いでビール工房を立てるのが個人的鉄板です。

・毛織物工房(wool weaver)・・・近くに羊(sheep)が特産の村がある都市

・ビール工房(brewer)・・・近くに穀物(grain)が特産の村がある都市

これらは安定して儲かります。毛織物工房は本当に儲かりますし、穀物が原料のビール工房は安定性抜群で戦争で多少原料供給が揺らいでも安心です。村が“近くに”あるというのは、村がその都市に生産物を卸しているということです。都市に付属する村はその都市に卸します。城に付属する村の場合、村がどこに卸すかは戦争などで変化することがありますが、マップ上で村人の動きを見ていれば分かります。

 詳細な説明としては、安定した高収益を上げるためには安価な原材料の安定供給と製品への大きな需要が必要になります。なので一般的には繁栄値の高い都市で、近くの村で原料が生産されている工房を開くとよいと言えます。そんな面倒なこと言わずにとりあえず羊村の近隣都市に毛織物工房建てれば儲かる。羊村なしの都市でもなんか結構儲かるしどんだけ毛織物欲しいんだこの世界。

 毛織物工房、ビール工房の他に安定して儲かるのは

・他の織物系工房(原料は亜麻(flax)やら綿(cotton))

・皮革工房(原料は皮(hide)、牛とか飼ってる村や都市での屠殺で生産)

・銀細工工房(原料は銀鉱石(silver ore))

・鍛冶工房(原料は鉄鉱石(iron ore)、戦争の有無で儲けが変わる)くらいかな。

 目安としては長期間をならしたときに一日当たり100デナル超えで一応合格、200越えで優秀といった感じですかね。毛織物工房なら余裕で超えますが。あとワインやら(オリーブ)オイルはカルラディア全体でみれば圧倒的需要超過のはずなんですがね、その割にはなぜかあまり儲からないです。工房当たりの生産能力が低いのでしょうか。

f:id:rectesiphon:20201226023636p:plain

毛織物工房以外の工房でも頑張るとこれくらいになることも。しかしながらこのデータでは工房のある都市の繁栄値が軒並み7000超えてたりするのであくまでやればできる例

 余談ですが英語版だと表示される個所によって名称が二転三転することがあります(smithyとironmongerやclothierとlinen weaverなど、これらは同一のもの)。

領地

※領地(都市や城)の経営については別の記事にまとめてあるので割愛します。

pasargadae.hatenablog.com

 金策として領地を考えると、防衛を担う必要がある一方で領地からの税収は強力な収入源となります。しかしながらプレイヤーが入手できる領地となると、それらは最前線近くの略奪・攻囲により疲弊した都市や城であることが多いです。そうした領地は民兵の数も振るわず貧弱で、それゆえに敵の攻略目標になりやすく収入に見合わない強力な防衛兵力が必要になります。なのでその場しのぎ的な金策としてのは領地は非現実的といえるでしょう。ただ運よく安定した領地を得られたり、最前線を押し上げて自領を内地にできた後は駐留部隊の賃金を大きく上回る税収を狙うことが可能になってきます。またAI国家は税収を下げる(代わりに都市へのバフを与える)政策をあまり導入しないので諸侯プレイ時には長期的にみて優れた金策とみなせるかと思いますね。

 

 壊れ(?)金策だが好き嫌いありうる系統


ジャベリン、両手剣の錬金術

 ver.1.5.10の価格改定によりついにジャベリン経済が暴落。でも以前両手剣ともども優良金策なのでそれまでがあまりの壊れだったというだけとも。
 鍛冶についての詳細はここでは割愛しますが、なぜがジャベリンやら両手剣がやたら高く売れます。なので片手剣などを溶かしてそれらにするだけでやたら儲かります。特にプギオ(Pugio)がとても安く買える割に溶かして手に入る金属が良質なので原材料としておすすめです。あと個人的には金策以上に経験値の入手手段としても有用です。すぐにレベルが上がります。

 これの弊害は制作した武器がゲーム内の工房により複製されて市場に並んでしまうことですね。自分で作った時点でデータが反映されてしまうので、防ぐには鍛冶をあきらめるかMODを導入するかしかありません。MODの数はなるべく減らしたい(管理が面倒なので)私は鍛冶そのものをあきらめてますね。

f:id:rectesiphon:20201226192847p:plain

弊害の例、perakesは私がコンパニオン支給用自作武器につけた名前で基本的に必要分しか作ってませんがやたらたくさんありますね。あと、本来は同一の性能、外観であっても別の種類扱いになるはずの自作武器が、一部そうなっていませんね?これが複製の証拠となります。(一応見やすい画像を作成するためにバタニアの都市からもこのperakesたちを運んできました、ほんとになんでそんなにあるの・・・)

全然関係ありませんが、MODの影響で部隊人数がすごいですね。古いデータから引っ張ってきた画像なので編集中にびっくりしました。


宣戦詐欺連発法

【追記】要注意。ver.1.5.6.では対策されているようです。プレイ中のversionによっては全く儲からないばかりか損をする可能性があります(金を要求される)。ver.1.5.4とそれ以前ではお世話になりました。

 所属国家なしのクランであるときや土地なし国家の時にできる小技です。やり方は単純で適当に金を持っていそうな諸侯に「surrender or die」して交戦状態になった後、和平の賠償金をもらう方法です。領地なしの持たざる者・国家は賠償・貢納関係において最強格なので基本的にはもらえます。さらに現状停戦期間などのシステムはないのでこのアクションは立て続けに実行できます。私は建国前の他の準備が終わった後、資金だけ足りない状況においてよくやってます。カモが金欠だと困るので狙いは貢納関係で強く金に余裕のありがちなフーザイトあたりがオススメですね。ただし、自分が迂闊に土地を持つとこれができなくなるので注意。

(土地なし国家が賠償・貢納関係で最強かというと厳密には違うようで土地なし国家から貢納を受け取れることもあります)

MOD

 各アクションに価格金額を減らしたり、収益を増やしたりするMODは数多く制作・公開されています。気に入ったMODがあれば、ぜひ導入してみましょう。更新や管理が面倒であまり入れていないために紹介できるものが少ないですが機会があればいずれ。オススメはUI改善系のMODで、どれも重宝してます。

チートモード

 足りないなら足してしまえ。やるかどうか、どれくらいやるかは自分自身とよく相談してください。正直MODまで手段と見做してしまうとチートモードも手段としてよいかなと思いますね。チートモードはゲームの楽しみ、寿命を大きく減らすという見方もあるでしょうが、人によっては楽しみが別の楽しみの邪魔となっていたりそもそもそこまでのゲーム寿命についていけない方もいると思いますのでこのような形での紹介をご理解いただければなと。あと詰んだ時の対策用(後述)。

やり方

1.半角キーとAltキーを同時押しでいかにもなウィンドウが出てきます。

2.普段はチートモードがオフになっているはずなので、「config.cheat_mode 1」を実行してチートモードをオンにします。オフにしたいときには「config.cheat_mode 0」。

3.今回は金策の記事なので「campaign.add_gold_to_hero ほしい金額を半角数字」を入力します。金額を入力しない場合は1000デナル入ります。

f:id:rectesiphon:20201226200749p:plain

こんな画面が出てきます。この画面出しながらのプレイもできます。

他にもいろんな機能があるので、気になった方は事前にセーブをした上でいろいろ試してみることをお勧めします。

 

具体的にどんな詰みがあるのか(詰みではなくなりました)

 例えば領地を複数携えて建国したはいいものの、貯金が全く不十分で諸侯の引き抜きができない場合なんかがそうですね。そうなってしまうともう建国前には戻れない(後述参照)ので、ほぼ全勢力に多額の賠償金を収めながら赤字でつぶれるか、無謀な戦いに明け暮れるかになります。何とかする方法はありますが本当に面倒ですね。引き抜きの関する金額を下げるMODはいくらかありますが、それを導入するのとチートモードで不足分を補うこと、この両者の差は本質的には微小なものであると感じます。厳密にはチートモードでやった方が引き抜いた諸侯は金銭的余裕ができますので、後の展開はやや有利ですがね。

 ただMOD、チートなしで何とかする方法は一応あって、部隊人数系MODと鍛冶を縛ったプレイでの流れをもとに語ると、手順としては次が考えられます。(私のプレイでは軍団編成を可能にするために意図的に建国後即土地なし国家化したのでこの例え話とは少し異なります。)

1.精鋭兵士とあるだけの資金の保全を最優先にして領地は放棄する。

2.土地なし国家になった後は工房をそろえる。鍛冶とかの金策もありですね。

3.工房と関係ない国家に宣戦して戦って稼ぐ、または前述の宣戦詐欺をやる。

4.十分たまったらどっかの国から土地を奪って土地あり国家プレイ再開

これは建国一般に言えることですが、準備金は目安としては2Md、つまり200万デナルくらいあればほぼ困らないです。1Mdくらいでも問題ありませんが結構不自由します。正直なところ、2Mdそろえていても引き抜きは土地なし諸侯か1城諸侯が対象です、他に領地があれば奪ってからどうぞ

 

 とかなんとかイキってましたが、ver.15.10にてなんと国王の座から降りるというアクションが可能になりました。自分のクラン以外にクランがあればそこから新たに国王クランが選出されますが、自分のクランしかいない場合にこのアクションを行うとなんと国家が解体されます。ええ、詰まなくなりました。戻ろう、戻ればまた来られるから。